Deep Securityのエージェント導入で「対象OS用のパッケージがない」とエラーが表示された場合の対応方法について
こんにちは、コンサル部@大阪オフィスのTodaです。
Deep Securityのエージェントをインストールスクリプトで導入する中で「Failed to download the agent package. Please make sure the package is imported in the Deep Security Manager」とエラーが表示される場合があります。
上記エラーが表示された場合の対応方法について確認をしてみました。
Deep Securityとは?
トレンドマイクロ社が提供している製品でサーバ保護に必要な複数のセキュリティ機能を提供する総合サーバセキュリティサービスです。
詳細は公式サイトをご覧ください。
エラーの原因について
今回の環境はDeep Security Manager(以降DSM)を独自サーバで運用されています。
インストールスクリプトはDSMが導入されているサーバ上からパッケージを取得するためOSに合うパッケージがない場合エラーが表示されます。
対応方法としてトレンドマイクロ社のサイトから対象のパッケージを取得してアップロードすることで対応ができますので手順をまとめてみます。
対応方法
DSMのバージョン確認
現在利用しているDSMのバージョンを確認します。
管理画面上部の[サポート情報] > [バージョン情報]にて確認する事ができます。
例) 20.x.xxx, 12.x.xxx など
パッケージのダウンロード
トレンドマイクロ社のサイトに移動をして先ほど確認したバージョンと同じエージェントパッケージのダウンロードをおこないます。
20系のバージョンは長期サポート(LTS)、12系以下は以前のバージョンに保存されています。
■ Deep Securityソフトウェア - 長期サポート(LTS)
https://help.deepsecurity.trendmicro.com/ja-jp/software-long-term-support.html
■ Deep Securityソフトウェア - 以前のバージョン
https://help.deepsecurity.trendmicro.com/ja-jp/software-earlier-versions.html
今回はDSMが12系のバージョン、OSはAmazonLinux2を利用する場合を想定します。
以前のバージョンに移動をして[Deep Security] > [12.0] > [Agent] > [Amazon 2]をクリックします。
エージェントの動作制限等ない場合は12系の新しいビルドをダウンロードします。
DSMにアップロード
ダウンロードしたエージェントパッケージをDSMに登録します。
DSM画面内の[サポート情報] > [インストールスクリプト]をクリックします。
表示される画面のプラットフォーム欄の備考にある[追加ソフトのインポート...]をクリックします。
インポート画面が表示されますので先ほどダウンロードしたパッケージ(Zipファイル)を選択して実行します。
インストールスクリプトの再度実行
パッケージが登録されましたので再度監視対象のサーバでエージェント導入をおこないます。
エラーが表示されず、インストールが進むようになります。
※上記手順でエラーが継続する場合、OSのバージョン確認をおこない対象のエージェントが合っていることを再度ご確認ください。
さいごに
今回はDeep Securityのエージェント導入で「Failed to download the agent package. Please make sure the package is imported in the Deep Security Manager」のエラーが表示された場合の対応方法についてご案内いたしました。
少しでもお客様の対応したいことの参考になればと考えております。